• 矢崎雅之

「期待を超える感動を」

最終更新: 7月24日

失礼ながら、人口も県民所得も全国最下位の島根県、鳥取県を基盤としていながらずっと右肩上がりの成長を続けている会社があるそうです。



その名は「島根電工」。

昭和31年創業。今期売上157億円の見込み、従業員数約600名。

電気・通信・水道・空調などの設備工事業です。



何といっても特徴は、人を大切にする会社ということです。

入社時20日間の泊まり込み研修、半年間は新入社員一人に1人の先輩社員が付き公私にわたり面倒をみる。



3年間で10回の集合研修があり、社員と家族全員の大運動会、社員旅行など数多くを開催しているそうです。



今どき、新入社員はいやがるんじゃないの?と思われるかも知れませんが、新入社員の離職率が島根県全体で48%ですが、島根電工は1%だそうです!



なら、これは正解でしょ。みんなこの会社が好きで働いているわけです。

だから、辞めない。



その仕事の有り方もユニークです。

下請けなどはやらない。



自分たちは建設業ではない、サービス業なんだというスタンス。



その名も「住まいのお助け隊」。



単なる電気工事などを請け負う建設業ではなく、快適な空間を提供するサービス業なんだと気付いたそうです。



スローガンは「期待を超える感動を!」



私が素晴らしいと思ったのは、「10分間サービス」というものです。



これは、依頼された仕事が済んだあとで、10分間は何でもお客様のしてほしいことをお手伝いするというものです。



庭の柿の実を取ってほしいとか、ちょっと家具を動かすのを手伝ってとかです。

これはお客さんが感動しますよね。



また、こんなこともあったそうです。



「蛇口から水漏れするから修理してほしい」とのことで、その修理をしたら、お客様から修理を頼んだのであって、新品に換えるということは頼んでないとのクレームがありました。



でも、蛇口を新品に換えてはおらず、その社員が蛇口を修理して、蛇口をピカピカに磨いていたので新品のように見えただけだったのです。



そのお客様が大変感動し、常連客になったのは言うまでもありません。



島根電工の荒木社長が挙げる「経営に大切な5つのもの」があります。


1番目は社員とその家族。


2番目は関連会社の社員とその家族。


3番目はお客様。


4番目が活動基盤とする地域。


5番目が株主。



なんで、お客様が1番目じゃないのか。



「お客様は大事ですが、お客様を満足させ、感動させるのは社員です。

 その社員がつまらない会社だ、いやな仕事だとか、不満があれば

 ろくな仕事はできません」 (その通りだわ)



社長が社員を大事にすると、社員はお客様を大切にするのです。



この反対は、どうなるか分かりますよね。



また、「会社は株主のもので、株主を1番大事にすべきだ」とMBA気取りの経営コンサルタントさまが言いそうですが、



株主1番主義こそが、かの東芝のように、経営をおかしくしてしまうのではないでしょうか?



利益を最終目標にしてはいけないんだ。

あくまでも利益は結果であるという気持ちを持つこと。



会社が社員を大切にし、仕事も会社も大好きな社員がする仕事はお客様を吸付け、ファンを増やし、値切りなどなく適正な値段に喜んで対価を払うでしょう。



利益などは勝手に付いてくるんだ。



こんな素晴らしい会社が島根・鳥取を基盤として存在することを知り、ぜひお知らせしたいなあと思った次第。



             (参考:致知 2017年3月号)

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